教皇フランシスコのメッセージ

 

日本に逃れてきた難民たちを、
友情をもって受け入れることをお願いします。

教皇フランシスコ
2019年11月25日 東京カテドラル聖マリア大聖堂「青年の集い」にて

教皇フランシスコのメッセージ

 教皇フランシスコは、2013年に就任以来、全世界のカトリック教会に難民の支援を具体的に行うように呼びかけられています。

難民の数が増え続けています。この数日間、さらに数千もの人々が避難を余儀なくされています。さまざまな国籍と宗教をもった何百万もの避難民の家族が、悲惨な過去を持ち、いやしがたい傷を負っています。彼らの隣人となり、彼らの恐れと将来への不安を共に分かち合い、その苦しみを和らげるために具体的な努力をしましょう。

難民が受け入れられ、その尊厳が尊重されるために盛んに活動している人々と団体を主が支えてくださいますように。

イエスも難民であったことを考えましょう。イエスはいのちを守るために、ヨセフとマリアと共にエジプトに逃れなければなりませんでした。難民の苦しみを知っておられるマリアがこれらの兄弟姉妹のそばにいてくださるよう祈りましょう。難民となった兄弟姉妹のためにマリアに共に祈りましょう。

教皇フランシスコ 2014 年6月18 日 一般謁見演説

Vativan Migrants & Refugees Section

教皇フランシスコ 来日時のメッセージ

とくにお願いしたいのは、友情の手を広げて、しばしばひどくつらい目に遭って皆さんの国に避難して来た人々を受け入れることです。数名の難民のかたが、ここでわたしたちと一緒にいます。皆さんがこの人たちを受け入れてくださったことは、あかしになります。なぜなら多くの人にとってはよそ者である人が、皆さんにとっては兄弟姉妹だからです。

教皇フランシスコ 2019年11月25日 
東京カテドラル聖マリア大聖堂「青年との集い」

教皇フランシスコ、青年たちとの集いで 東京カテドラル 2019年11月25日  (ANSA)

教皇庁・移民難民セクション「移民と難民」
https://migrants-refugees.va/

教皇フランシスコ「難民移住移動者の日」ミサ
Pope Francis marks World Day of Migrants and Refugees

難民移住移動者の日 教皇メッセージ2021
“Towards an ever wider WE”: A we as wide as humanity

2021年 世界難民移住移動者の日 教皇フランシスコのメッセージ
「さらに広がる“わたしたち”へと向かって」

  • 世界中のカトリック教会では、毎年「世界難民移住移動者の日」を定め、難民や移民、全世界の人々と「ともに生きる」決意を新たにする日として祝われています。日本では、毎年9月の最終日曜日に祈り、献金が捧げられています。
  • 日本語 Japanese(カトリック中央協議会のホームページへ)/ 英語、その他の言語(バチカンのホームページへ) / 教皇庁・移民難民セクション

2020年 イエズス会の支援を受け、アルペなんみんセンター(神奈川県鎌倉市)が開所
難民の友に、難民と共に!

日本に迫害から逃れてきた難民に
「シェルター」「学ぶ機会」「交流の場」を提供しています。

2019年に来日した、教皇フランシスコの「日本に逃れてきた難民たちを、友情をもって受け入れることをお願いします」のメッセージを受けて、アルペなんみんセンターは、イエズス会 日本殉教者修道院(旧イエズス会鎌倉黙想の家)を活動拠点として、2020年、難民の住まい・暮らしの支援を始めました。

名称の由来は、イエズス会のペドロ・アルペ神父(スペイン人、1907-1991)の名からきています。アルペ神父は、1938年、宣教師として来日。1945年に広島で原爆を体験し、被爆者の救援・介護に尽くされました。1958年初代イエズス会日本管区長、1965年イエズス会の第28代総長に選ばれました。総長在任中、インドシナ難民の惨状に対応するために、イエズス会難民サービス(JRS)を設立され、世界57ヶ国で難民支援活動を行なっています。アルペなんみんセンターは、JRSとも連携しています。

イエズス会日本殉教者修道院(神奈川県鎌倉市)

アルペなんみんセンター紹介動画

オリジナルソング「ありがとう」

TBS世界難民の日(2021/6/20)

アルペなんみんセンターの活動報告



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アルペなんみんセンターの活動は、公的支援ではなく、みなさまの寄付によって支えられています。

3,000円のご寄付で…

難民ひとりの1日の命を支えることができます。
シェルターでの食費、水道光熱費、通信費などに活用されます。

5,000円のご寄付で…

難民ひとりの1ヶ月の日本語学習を支えることができます。日本社会で、自立生活するためには日本語学習が不可欠です。

10,000円のご寄付で…

難民ひとりの1ヶ月の回復プログラムを支えることができます。カウンセリング、音楽セラピー、地域交流を通して、母国での迫害の傷を癒やし、次へのステップを応援します。

*下記から、クレジットカード、銀行振込(ゆうちょ銀行、PayPay銀行)でのご寄付が可能です。
*決済システムは、NPOのための寄付システム「congrantコングラント」を使用しています。


*ご寄付金額をご自由に設定すること可能です。(1,000円以上をお願いしています) 
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*銀行振込手数料は、支援者様でご負担頂きますように、お願い申し上げます。


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*自動で毎月定額の寄付ができます。 
*匿名でのご寄付も可能です。 
*いつでも退会可能です。


郵便振替口座からのご寄付 【口座番号】 00250-6-107205   【加入者名】 NPO法人アルペなんみんセンター


カトリック新聞に連載中の記事の一部が、
ここからご覧になれます。

日本には、難民認定申請をしても難民として認められないなどといった「非正規滞在の外国人」が数多くいます。カトリック新聞では2020年3月末から法務省出入国在留管理庁(略称・入管)の施設に長期収容されたり、危険のある母国に強制送還されたりしている「非正規滞在の外国人」の人権侵害を考えるシリーズ「人間の大地で、今」を連載し、教会内外の人々に訴えてきました。

なおシリーズ「人間の大地で、今」は、ほぼ毎週、連載を続けています。ぜひカトリック新聞をご購読ください。お申し込みはカトリック新聞ホームページ(http://www.cwjpn.com/cwjpn/)からどうぞ。

日本カトリック難民移住移動者委員会ホームページより