(公財)かながわ国際交流財団・第53期かながわ民際協力基金助成事業
本年2月のロシア軍によるウクライナ侵攻で、1200万人以上が難民として母国を離れざるを得ない状況になりました。日本にも9月12日現在、1800人を超えるウクライナ人が避難民として来日し、日本政府、自治体、企業、市民が積極的に支援を行っています。アルペなんみんセンターにも、4月から2名が滞在しました。
その一方でアフガニスタン、ミャンマー、スリランカ、クルド、シリア等々、ウクライナ以外の国・地域からも戦火を逃れて日本にたどり着き、難民認定を待ち続ける人々がいます。
今年は、日本で難民条約が発効されて40周年にあたります。40年を振り返り、日本社会として、地域社会として「難民を歓迎できる社会に」向けて共に考えたいと思います。多くの方のご参加をお待ちしております。
日時 2022年11月18日(金)14:00〜16:00
- 14:00〜15:00 基調講演(YouTube同時配信)
- 15:10〜16:00 意見交換(会場参加者のみ)
「日本の難民受け入れ40年を振り返る
〜インドシナ難民からウクライナ避難民まで〜」
講師:阿部浩己さん(明治学院大学 国際学部教授)
国際平和研究所所長。公益社団法人自由人権協会評議員。難民研究フォーラム共同代表幹事。NGOヒューマンライツ・ナウ初代理事長。元国際人権法学会理事長。元日本平和学会会長。元川崎市人権施策推進協議会会長。元法務省難民審査参与員。
場所 カトリック雪ノ下教会レベックホール (鎌倉市小町2-14-4、JR鎌倉駅徒歩5分)
■ 会場参加 定員30名(コロナ対策のため、会場参加人数を限定しています)
*会場参加は、鎌倉市内で活動している諸団体の関係者に限定しています。
*会場参加希望者多数の場合は、オンライン参加をお願いすることがあります。
■ オンライン参加(YouTube配信、基調講演のみ)*定員なし*アーカイブ視聴が可能です。
共 催:
鎌倉なんみん共生フォーラム / NPO法人アルぺなんみんセンター
連絡先:
NPO法人アルぺなんみんセンター
神奈川県鎌倉市十二所80 Tel 0467-55-5422 info@arrupe-refugee.jp
鎌倉なんみん共生フォーラムとは?
鎌倉市では、それぞれの多様性を認め、お互いを思い、誰もが自分らしく、安心して暮らすことのできる「共生社会」の実現を目指し、2019年4月に「鎌倉市共生社会の実現を目指す条例」を定めました。また、2021年7月鎌倉市議会は「人道的見地で難民政策の見直しを求めることに関する意見書」を日本政府に提出いたしました。自治体として国に対して難民政策に関する意見書は初めてです。
先進諸外国では、難民の地域社会、自治体による受け入れが実践されています。2021年11月には学習会「カナダに学ぶ難民の受け入れープライベートスポンサーシップを通して」(講師:新島彩子 認定NPO法人難民支援協会 理事)を開催し、活発な意見交換を行いました。今後も「鎌倉なんみん共生フォーラム」として、鎌倉で難民との共生社会推進のための緩やかなネットワークを構築することになりました。
- 2021/07/2 鎌倉市議会・難民政策の見直しを国に要請
- 2022/10/7 鎌倉市議会・ミャンマーの人々の苦境に思いを寄せて、平和の構築に取り組むことを求める意見書を可決!