アルペのストーリーが本になりました!

ノンフィクション作家の佐々涼子さんが、日本の難民・移民に関する本を出版されました。
アルペなんみんセンターでも取材を重ね、難民たちの日々の暮らし、想いも紹介しています。
ぜひ、お読みください!

ボーダー 移民と難民
佐々 涼子 著

2022年11月25日発売 1,980円(税込)
集英社インターナショナル

ウクライナ難民で始まった話ではない。
ミャンマー、スリランカ、イラン、アフガニスタン、そしてアフリカの国々から……。
命からがら、日本にたどり着いた人たちを、
私たちは、どう受け入れてきたのか? 

『エンド・オブ・ライフ』でYahoo!ニュース|本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞を受賞した佐々涼子の受賞後第一作。

かつて日本語教師として在留外国人と接してきた作家が、人間の心の奥に潜むボーダー(境界)に迫る。
ウィシュマさん死亡事件で一躍注目を浴びた日本の入管・難民問題を、独自の視点で追ったノンフィクション。
難民の受け入れ、入管の改善のために四半世紀にわたり闘い続ける「難民弁護士」児玉晃一。
その奮闘の日々を、現在入管に収監されている在留外国人の取材とともに綴る。
構想から10年。ノンフィクションの旗手、佐々涼子の新たなるライフワーク。


(目次より抜粋)
i 泣き虫弁護士、入管と闘う            
 私たちを助けてくれるの? / 断末魔 / 囚われの異邦人 / 馬でもロバでも / アフガニスタンから来た青年 / 国会前の攻防

ii 彼らは日本を目指した          
 サバイバル・ジャパニーズ / 看取りの韓国人 / フィリピンの卵 / ハノイの夜 / 赤い花咲く頃

iii 難民たちのサンクチュアリ      
 クリスマスイブの仮放免者 / リヴィのカレー / 人の中へ

佐々涼子(ささ りょうこ)
ノンフィクション作家。1968年生まれ。神奈川県出身。早稲田大学法学部卒。日本語教師を経てフリーライターに。2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。2014年に上梓した『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房)は、紀伊國屋書店キノベス第1位、ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞など9冠。2020年の『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)は、Yahoo!ニュース|本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞に輝いた。『エンジェルフライト』は、米倉涼子主演で連続ドラマ化、2023年春にアマゾンプライムビデオで配信予定。