アルペなんみんセンターは設立1周年を迎えました。

 アルペなんみんセンターは設立1周年です。
 
「日本に逃れてきた難民の住居を支援したい!」と、長年、難民支援に関わってきた有志が集まり設立した、NPO法人アルぺなんみんセンターは、1周年を迎えました。
 
 2020年4月から、鎌倉のイエズス会日本殉教者修道院をお借りして、本格的に活動を開始し、13名の難民に住居を提供することができました。
 
 コロナ禍で、地域との交流活動、対面での日本語教室等、制約があるなかでの活動でしたが、地域の方々のみならず、北海道から沖縄まで、多くの支援をいただきました。改めて感謝申し上げます。
 
 2月5日は、カトリック教会では「日本26聖人殉教者」の記念日です。
 
 日本26聖人(にほんにじゅうろくせいじん)は、1597年2月5日(慶長元年12月19日)豊臣秀吉の命令によって長崎で磔の刑に処された26人のカトリック信者。日本でキリスト教の信仰を理由に最高権力者の指令による処刑が行われたのはこれが初めてであった。この出来事を「26聖人の殉教」というが、西洋諸国では「聖パウロ三木と仲間たち」とも呼ばれる。26人は後にカトリック教会によって聖人の列に加えられたため、彼らは「日本26聖人」と呼ばれることになった。カトリック典礼上の記念日は2月5日である。
(ウィキペディアより抜粋)

参考:カトリック中央協議会「日本26聖人」

 
 
 世界では、人種、宗教、国籍、政治的意見、特定の社会的集団に属するなどを理由で迫害を受け、祖国を離れざるをえない難民が後を立ちません。
 
 アルペなんみんセンターは、日本に逃れきた難民をあたたかく迎え、日本社会で自立した生活できるように、多くの方々のお力をかり、今後とも、取り組んで参ります。
 
 2月5日は、団体名の由来にもなっています、イエズス会第28代総長ペドロ・アルペ神父の命日でもあります。アルぺ神父は、インドシナ難民の惨状を目の当たりにし、1980年イエズス会難民サービス(JRS)を設立されました。JRSは、現在56カ国で難民支援活動に従事しています。
 
 多くの人々に「希望を与えた」アルぺ神父の遺志を受け継ぎ、日本に逃れたきた難民の希望になるように、これからも活動を続けたいと思います。引き続き、皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。
 
2021年2月5日
NPO法人 アルペなんみんセンター
事務局長 有川憲治
 
*庭の桜が一輪咲いていました。